サクセスストーリー

Success Story

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介護先進国として人材育成が
国際貢献や社会貢献につながる

社会医療法人 青洲会
本部看・介護局長

長谷川 正志様

介護職採用の課題

核家族化による高齢者への意識の変化が
介護職採用の課題に

―サービス利用以前の課題と状況を教えてください

看護補助者、介護者の人材が不足していて、確保するのが困難な状況がありました。
仕事内容がハードなのに比べて、給与や待遇が見合っていないと感じる方が増えてきているせいなのか、年々、採用が難しくなってきています。

今の日本は核家族化しているため、普段からお年寄りと接することが少なくなってきていると思われます。お年寄りがどんな風に年老いて変化していくかが見えにくくなっていると思います。
おじいちゃんおばあちゃんと一緒に過ごす経験が少ないので、高齢者のお世話をするということに、当然、苦手意識があると思います。

―その課題を解決するために、どんなことをされていましたか?

国内の人材確保については、どこの施設もされている一般的なことだと思いますが、施設紹介や人材募集等のためのWebサイトのアップデートやハローワークでの募集など、採用の広報活動を強化しました。
これまで全く日本人の応募がないわけではなく、こつこつと課題解決にむけての取り組みは行ってきました。

それでもやはり国内人材だけでは足りておらず、私が入職する前から外国人雇用に関して動きだしていましたね。
私が入職したタイミングでは、他社のサービスですが、すでに数名ほど雇用されていました。

介護職採用の課題

優秀な人材の確保によって生まれた
育成への覚悟

―SEIJOの外国人雇用サービスを利用されようと思った経緯を教えて下さい

SEIJOさんからサービスのご説明をいただいて、ミャンマーとベトナム両国に面接に行きました。そこで、どういう人たちを受け入れるか直接お話しをして、現地の人の熱意を感じることができました。

2日間ほどかけて面接を行いましたが、なんのトラブルもなく、現状をよく知ることができたのが本当によかったと思います。実際に現地で触れ合ったことで、この人たちをしっかりと教育しなければという覚悟も芽生えました。

人材の量よりも質を重視しているSEIJOさんのポリシーを感じることができましたね。

―3年の留学期間についてはどう思われましたか?

もちろん留学期間があることで即戦力として迎え入れるわけではないので、少し懸念もありました。
ただ、アルバイトとして働いてもらう際には、まずは職員の補助などの簡単な作業からしてもらうことになりますし、人材への投資ととらえていたので、それ程大きな不安はありませんでした。

卒業したら就職して1人の人材が確保できるということが分かっていたので、職員もきちんと教えますし、本人も頑張ってくれるので現場の不満もトラブルもほとんどなく、安心や期待感がありましたね。

現地での面接と、日本での充実した教育によって優秀な人材を確保・育成できたと思います。3年間でしっかり日本語を覚えますし、患者さんや利用者さんにも一生懸命さが伝わるからか、すぐに打ち解けている印象があります。

外国人人材の教育に集中

生活のフォローをSEIJOに任せられるので、
医療・介護の現場では外国人人材の教育に集中できる

―他企業との比較検討はされましたか?

グループとしては長崎や熊本に病院と介護系の事業所もあります。SEIJOさんは福岡をメインでされているので、福岡県以外のところを含めるといろいろな企業さんとのお付き合いがありますね。
技能実習生や特定技能介護の受け入れも行っています。

―その中で特にSEIJOのサービスの利点などがあれば教えてください

人材の質が高いだけではなく、アフターフォローがしっかりしていると思います。
私たちが生活面でのフォローを考える必要がないので安心しています。

受け入れ側としては、来てくれた留学生の教育に集中できますからね。
それから、大原学園がしっかりとした教育をしてくれる場だという安心感もありますね。
卒業して就職してからはよく仕事をしてくれるので、日本人職員と同様に戦力になっています。

人材投資
介護職採用の課題

留学生の受け入れは、企業として重要な「人材投資」

―人材不足と定着率といった課題の解決についてはいかがでしょうか?

もちろん留学生を雇用するための費用というのは、国内の人材を雇用すればかからないはずのものだということは、みなさん考えられていると思います。
ただ、今のところ、外国人雇用の定着率が高いので、長期的な投資だと考えると納得できるのではないでしょうか。

今後、介護士の待遇が改善されれば状況も変わるかもしれませんが、今いる職員もさまざまな理由で退職したり、定年がきて辞める人もいるわけですので、しばらくは外国人労働者の雇用が必用かと思っています。
介護の仕事は体力仕事が多いのですが、若くて素直な働き手が増えているので、現場に元々いる職員たちもとても助かっています。

―実際に外国人を雇用する中で気づかれたことはありますか?

当初は患者さんや利用者さんからのクレームや不満など、いろいろなトラブルが起きるのではないかと思っていましたが、それはほとんどありませんでした。
また、外国人労働者でも文化の違う国に働きにきているわけですから、こんな仕事したくない、もう来たくない、といった方もいてもおかしくないと思っていたのですが、そういったトラブルはありませんでした。

ベトナムやミャンマーでは、年老いた家族の面倒を自宅でみることが普通だという環境で育っています。非常にお年寄りを大事にする文化だと思います。
介護という仕事ではなく、介護すること自体に馴染みやすいところがあると思います。

介護職採用の課題

「育てる」意識を持ち、良い環境を提供する

―外国人雇用を検討している企業におすすめできる点はどこでしょうか?

介護に関して言えば、外国人雇用の方が日本人を雇用するよりも費用は高くなるということは、理解しておいたほうが良いと思います。 ただ、しっかりとした教育ができ、働きやすい環境を整えさえすれば、長く定着してくれるということは確信しています。

そういう面では「育てる」という意識を持っていれば、必ず通じるので、良い仕事をしてくれるようになります。それぐらい良い人材が育ってきています。

もう1点は、日本独自の介護という仕事の考え方や技術をしっかりと教えて、後々自国に伝えていってもらう。ここでの人材育成が、国際貢献や社会貢献につながると思っています。

―そういった良い環境を準備できるように工夫されていることはありますか?

外国人人材育成のための委員会を立ち上げて、法人全体で育成環境の整備に努めています。
実際に外国人職員にも協力してもらって、どんな教材が良いか、どんな教え方が良いかということを話し合ったり、留学生向けに現場での仕事や日常生活のノウハウを伝えるための字幕付きのDVDを作成したりしています。
そうやって、日本に来るときに少しでも安心してもらえればと思って活動しています。

近年は、働き方改革の影響で「タスクシフト」が進んできています。
この課題に対しても、外国人留学生や特定技能で雇用を行うことで「看護・介護補助」という役割を担ってもらうことができます。
元々いる日本人の職員も含めて、スタッフ全体で業務を役割分担できるというメリットの大きさを法人全体でしっかり伝えながら、みんなで外国人職員を育てていくという意識を持ってもらえるような工夫をしています。

―今後、弊社に期待することがあれば教えて下さい

SEIJOさんは密に連絡をくれるので、満足度は高いですね。
あえて要望があるとしたら、教育機関や住居の問題などがあるので難しいかもしれないですが、長崎、熊本などのエリアもサポートしてくれると嬉しいです。

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